21 2月

「自然と土にかえりたい」

われわれ人間は、よい土壌に育まれた作物から季節感を感じそれを食してきた。それが、また、自然に帰り作物を育む土壌を作る。
しかし、その時代が過ぎ、土壌が汚染され、人工的で季節感のない作物を食する世界に生きる。自然、土、季節感などがおろそかにされる。それは同時に、人間の尊い感性や感受性がおろそかにされることだと危惧するのは私だけであろうか。

1、土壌⇒土。特に、作物を育てる土。
2、危惧(きぐ)⇒成り行きを心配し、おそれること。
3、感受性⇒外界の刺激や印象として心に受け入れる能力。